小目 - 一間高ガカリ - 一間高バサミ

一間高ガカリに対する一間高バサミは、最も好戦的な定石です。
厳しい手ではありますが、その分形は決まりやすいという特徴があります。

基本図とプロの統計値

go pattern searchで検索したところ、
① トビ(A)
② 大ゲイマガケ(B)
という順番で打たれています。

A:一間トビ

一間トビは、一見戦いの手のように見えますが、その後の手によってはオサマリを目指す手にもなります。

Aー1:一間トビー戦いの手

高い位でハサミ返しは、戦いの意図です。
7手目は軽い利かし。

Aー2:一間トビーオサマリの手

低くハサミ(左図)、ツケギリ(右図)はオサマリの手です。

【左図】
11までハサンだ石と右側の石はほぼつながっています
Aのコスミのあとは、Bのスベリでほぼツナガリ。

【右図】
ツケギリは、よりサバキの意図が強い手です。
ツケギリは、中段者のサバキ形として頻出なので、ぜひ覚えておいてよいと思います。

B:大ゲイマガケ

大ゲイマガケは白シチョウ有利が前提です。
黒は4手目で10のブツカリを打つと複雑な手順となってしまいますので、ここでは代表的な定石をとりあげます。
入門者(15級まで)のための定石
その他