小目 - 大ゲイマガカリ - カタツキ
大ゲイマガカリに対するカタツキは、右辺志向の手です。
基本図
カタツキに対しては、Aのオシアゲと、Bのスベリがあります。
プロの棋譜では、Bのスベリの方が実践例は多そうです。
A:オシアゲ
オシアゲは中央志向な手です。
定石としては、5手目までで完了しています。
想定図としては黒A, 白Bが続きますが、小林流など、右辺に地が構えられている場合は、黒はBなどに積極的に挟んでくることもあります。
B:スベリ
スベリは見るからに地に辛い手です。
黒の応手はオサエ(A)、または高低のハサミ(B、C)となります。
Bー1:スベリーオサエ
オサエはシンプルな手です。
オサエの次の手で、若干図が変わりますが、純粋に右辺を地にしたいときはオサエが一番よいでしょう。
Bー2:スベリー低いハサミ
ハサミは高低にかかわらず戦い志向の手です。
低いハサミは、結果的に右辺を黒が抑えることとなります。
Bー3:スベリー高いハサミ
高いハサミは、結果的に中央志向の手となります。
16手目でトリとツギの選択肢があり、それによって地の大きさと先手後手が変わるので注意。
トリ:地は得だが後手
ツギ:地は損だが先手