小目 - 一間高ガカリ - 上ツケ
小ゲイマガカリに対する上ツケは、右方への勢力を意識した手です。
基本図
上ツケに対する手段は、Aのハネと、Bのツケが考えられます。
A:カケツギ
カケツギは素直な手です。
黒は、下にツケて地を稼ぐ手段(A)と、上にハネて勢力を求める手段(B)があります。
Aー1:カケツギー下ツケ
下ツケは地を稼ぐ手です。
8手目はヒキではなく、サガリのほうが地が得です。
Aー2:ハネ
ハネは、右辺の勢力を求める手です。
8手目は妥協する手(左図)と二段ハネ(右図)があり、一見二段ハネのほうがお得なように見えますが、
二段ハネのほうが三三ツケに弱くなってしまいます。 (三三ツケにハネダシは可能だが、右図は戦いとなる)
B:ツケ
三三へのツケは、端的にいうと地を求めた手です。
黒の応手は、AのブツカリとBのハネがあります。
Bー1:ツケーブツカリ
ブツカリは露骨な手な感じはしますが、プロの実践例としても多いようです。
黒が厚み、白が地の展開となります。
Bー2:ツケーハネ
ツケた石を無視されているので、その石にアプローチするのはまっとうな手段。
黒は 「二石にして捨てる」のアプローチが大事です。