豆まき
基本図
ブラックブーメランの派生形の1つ。
白の応手としてはAからDが考えられますが、
9路盤本では
BかDがオススメなようです。
各手の意図は以下。
・Aのケイマ(囲いあい)
・Bの下ハネ(下辺の安定化)
・Cのツケ(荒らし)
・Dのスソガカリ(荒らし)
EはFで一石を捨てられ、若干不利。
A:ケイマ
Aのケイマは、以下のようになれば持碁。
ただし、4手目では7手目にハネる手などもあります。
B:下ハネ
下ハネは、Aのケイマと同じく囲いあいが目的。
黒は大きく分けて、左上を囲う手(A)と、右下の黒を補強する手(B,C)があります。
Aの場合は、A1などで荒らすこととなるでしょう。
B,Cの場合は、BC1で黒の応手を見るのが高級な手段。Bの場合のみ少し解説します。
B:下ハネ → B:ツギ
1のツケが良手。
黒は右か左からハネが普通。右からハネの方が狭いところに押しやれる感じがするので、第一感。
【左図(上図)】
部分的には死んでいますが、11まで取りに行こうとすると、12の切りが厳しい。
【右図(下図)】
ツケが生きる。3〜13まで普通に地の囲い合いとなったときに、黒がダメ詰まりの形になります。
C:下ツケ
黒石の多いところにツケでサバキは若干無理手。
以下のように打てば生きることはできますが、8の手が大きく、上辺と左辺をカラミ攻めされてしまいます。
D:スソガカリ
スソガカリはなかなか有力な手です。
Aへ受けたらA2へ、Bへ受けたらB2と、上辺と下辺を見合いにすることができます。