ブラックブーメラン
基本図
星を打ったときは、
白はマネ碁が有効な手であり、マネ碁つぶしが3のツケです。
Xとマネ碁を続けてきたときは天元のブツカリで黒有利になります。
A → 研究が進んでいます。 次の節で解説。
B → 多くは
豆まきという手順へ進みます。解説はそちらへ譲ります。
C → 筋良風ですが、黒有利という見解のようです。
A:アテ
Aのアテは筋悪に見えますが、実は4の石を軽くするという効果があります。
続く手としては、
・Aのツギ(簡明)
・Bのサシコミ
・Cのオシ(変化多)
・Dのカケツギ(稀に打たれる)
などがあります。Bが若干有利風。A〜Cを解説します。
A:アテ → A:ツギ
ツギは形が決まるため、簡明です。
9の手では、Aだと9の一路左に打たれて負け。足早に展開する必要があります。
A:アテ → B:サシコミ
サシコミは、一路分の得を狙った手で有力。7は□の下がりもあり。
黒はA(ヨセの手筋)とB(捨て石気味に上下の荒らしを狙う手)があります。
Aは概ね持碁、Bは要研究という見解のようです。
A:アテ → C:オシ
オシは、変化が多いです。
4手目は本図のツギか、三角へのツギ。
5手目はどちらにせよノビの1手。
その次の黒はかなり選択肢があり、
・A(左上侵入コース)
・B(大きめに荒らし、地の勝負)
・C(戦い兼侵入の手)
などが考えられます。 Cだけ次項で解説。
A:アテ → C:オシ → C:ツケ
ツケは筋の良い手です。
下辺のカケツギはありそうな手。
それに対し、黒はAかBの選択肢があります。
黒Bは若干白持ちのようですが、超複雑。
A:アテ → C:オシ → C:ツケ → A:ヒキ
Aのヒキは、素直な手ですが、ヒキのあとの手に気をつける必要があります。
【左図】
黒失敗。3手目でハネは4手目がとてもいい手。黒死ぬわけではないが、白が勝てそう。
【右図】
互角。白はAかBか。
A:アテ → C:オシ → C:ツケ → B:アテ
9路盤本曰く、白有利。ただし、道中複雑といった感じです。
・白10手目は8の下にサガリでコウになりますが、黒が上辺にコウ材を打って勝ち
・10のあとはA〜Eと打ち、生きるフリをしながら上辺との攻め合いに持ち込む方針
のようです。