星 - ツケオサエ定石

ツケにハネられたときのもう一つの定石がオサエ定石
ツケノビ定石と比較すると、お互いの石が安定していないという特徴がある。

基本図

(;FF[4]GM[1]CA[UTF-8]AP[besogo:0.0.0-alpha]SZ[19]ST[0]AB[pd]AW[nc];B[nd];W[md]C[ツケにはハネよ];B[oc];W[ne]C[形の上から絶対の手];B[od]C[ここで一段落
白はA〜Cの選択肢があるが、大きくわけると、上を守るA下を守るBやCの2つに分けられる。](;W[me];B[mc];W[lc];B[nb];W[mb];B[pf])(;W[mc](;B[pf])(;B[me];W[nf];B[le];W[jc];B[pf]))(;W[nb];B[me];W[ld];B[nf];W[le];B[mf];W[ob];B[qc]))
5手目までは共通だが、白の手により黒の応手が変わる。
黒の方針は、
■ 隅の地は取れているものの、できれば右辺にヒラキを打ちたい
■ 基本的に手を入れなかった方を切る
を心に留めておくとよい。

上ツギ(A)の場合

(;FF[4]GM[1]CA[UTF-8]AP[besogo:0.0.0-alpha]SZ[19]ST[0]AB[pd]AW[nc]AB[nd]AW[md]AB[oc]AW[ne]AB[od]AW[me]AB[mc]LB[mc:2][me:1];W[lc];B[nb]LB[lb:C][pf:B]C[白がBに打った場合は、黒Cに打てば有利];W[mb];B[pf]C[最初の方針で述べたように、ヒラキを打つことで隅だけでなく右辺も黒の地にすることを目指す。])


黒は、逆側の黒2に打つ
白はアタリにされた一石を助けることはできないので、左辺(+上辺)に勢力を求めることとなる。

下ツギ(B)の場合

(;FF[4]GM[1]CA[UTF-8]AP[besogo:0.0.0-alpha]SZ[19]ST[0]AB[pd]AW[nc]AB[nd]AW[md]AB[oc]AW[ne]AB[od]AW[mc]LB[mc:1];B[pf]C[当初の方針通り、右辺にヒラキを打つ];W[id]C[見切れているが、白は上辺にヒラキを打っている。])


下ツギの場合は、ヒラキを打ち合うだけ。

下サガリ(C)の場合

(;FF[4]GM[1]CA[UTF-8]AP[besogo:0.0.0-alpha]SZ[19]ST[0]AB[pd]AW[nc]AB[nd]AW[md]AB[oc]AW[ne]AB[od]AW[nb]C[下サガリは、地に強い手
そのため、黒はより外勢を求める手を求めることとなる。
];B[me];W[ld]LB[le:☆]C[この手で☆のアテは悪手
とれない石は追いかけてはいけない];B[nf];W[le];B[mf];W[ob];B[qc])


入門者(15級まで)のための定石
その他